KASAN MANAGER(加算マネージャー)外販用仕様書 v1
版: v1.3(2026-07-12)
正本: 本書(products/kasan-manager/docs/SPEC_GAIHAN_v1.md)。実装状態の正本は STATUS.md、外販ゲートは docs/SALES_READINESS_GATE.md。
性質: 本書は living document。§9 の更新ループにより実装と同期して常時アップデートされる。
社長指示(2026-07-06)の反映: シンプル / 事業所ごとに加算一覧が一目瞭然 / カテゴリは①全体(利用者向け+事業所の体制)②個別(ケアプラン第2表中心)③その他 / ①優先 / 「取るための提案」であり算定保証ではない / 体制情報は集めやすく・まとめやすいフォームで。
0. 一言でいうと
事業所ごとに「取れている加算・取れそうな加算」が一目でわかり、取るための次の一手をAIが提案するサービス。 判定は"提案"であって"保証"ではない。最終の算定判断は告示原文と保険者確認で行う(§7 免責)。
1. 製品ポジショニング
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | 加算マネージャー(KASAN MANAGER) |
| 提供状態 | 販売中(公式サイト掲載: クラウド月額4,800円/事業所・セルフ導入0円・介護保険5+障害福祉4サービス、販売実績3社) |
| 市場ポジション | 記録・請求ソフトを置き換えない上位レイヤー。「決まった加算を請求する」既存ソフトに対し、本製品は「取れていない加算を発見し、取るための体制づくりを提案する」層(2026-07調査でも空白継続。§10) |
| 本仕様書のゴール | 全介護サービス事業所が使える外販完成版に到達すること |
| 責任レベル | 提案レベル。取得可否の断定・自動算定・法的保証はしない(設計思想として貫通) |
| 設計原則 | ①シンプル(1事業所1画面)②入力最小限 ③誤りを出力前に止める(公式単位数表突合)④PII非保持 |
2. 対象サービス
- 対象: 介護保険の全サービス種別(順次)+障害福祉(就労A/B等)。
- 現状(
regulatory_master/service_registry.json正本): implemented 4(通所介護41加算・居宅介護支援・訪問介護・訪問看護介護)/draft 6(小多機・福祉用具・訪看医療・居宅介護障害・就労A/B)/planned 1(特養)。 - 外販完成の定義: 顧客が営む主要サービスで「①全体カテゴリの判定+提案」が動くこと。draft サービスは「要確認リスト生成(judge-only)」として先行提供し、reviewer 検証済みに順次昇格する(安全弁は既存どおり: source_required は clear を出さない)。
3. 加算カテゴリ(v2 = 社長指示 2026-07-06)
表示カテゴリを3つに簡素化する。既存マスタ・判定エンジンは不変(表示層のマッピングのみ)。
| 表示カテゴリ | 中身 | データ源 | 優先 |
|---|---|---|---|
| ①全体 | 事業所単位で算定・維持する加算 | 最優先 | |
| ①-A 利用者向け | 利用者構成で決まる(中重度者ケア体制・認知症加算・ADL維持等) | レセプト/給付実績(PDF・実績CSV) | ①内で先 |
| ①-B 事業所の体制 | 人員配置・資格割合・処遇改善・研修/会議体制(サ提体制・処遇改善等の体制側) | 体制情報収集フォーム(§5) | ①内で並行 |
| ②個別 | 利用者個々のケアプラン(第2表)に紐づく(個別機能訓練・口腔・栄養・入浴Ⅱ・LIFE系の個別分) | ケアプラン連携CSV(第2表相当)・個別記録 | ①の後 |
| ③その他 | 減算・地域区分・特例・上記に収まらないもの | 各種 | 参考表示 |
- 旧4カテゴリからのマッピング:
population→①-A / system→①-B / individual→② / other→③(loop/category_map.jsonに v2 フィールドを追加。マスタ本体は変更しない)。 - 例示の訂正(v1.2.1): 入浴介助加算Ⅰは②個別が正(利用者ごとの入浴介助実施に紐づく)。旧版①-B例示への記載は文書上の誤りで、実装・category_map は従来から②で正しい。
- LIFE系の帰属注記(v1.2.1): LIFE関連加算は帰属が分かれる — 科学的介護推進体制加算=①-B(事業所全体のLIFE提出体制で決まる)/個別機能訓練加算Ⅱ等のLIFE個別上乗せ=②(利用者個々の計画・LIFE提出に紐づく)。
- ①優先の理由: 事業所単位で月次収益に直結し、判定に必要なデータが少なく(利用者構成 or 体制情報)、導入初日に価値が出るため。②はケアプランデータ接続後の第2段。
4. 画面仕様(シンプル・一目瞭然)
4-1. ホーム=事業所ごとの加算一覧(1事業所1画面)
- 上部: 事業所名/サービス種別/データ鮮度(レセプト何月分・体制情報の入力率%)。
- 本体: ①全体 → ②個別 → ③その他 の順に加算カードを列挙。1行1加算で:
- 状態バッジ: ✅取得中 / 🟡あと少し(ギャップ小・提案あり)/ ⚪未取得 / ❔情報不足(何を入れれば判定できるかを逆引き表示)
- 数値: 現在値 → 基準値 → あと何人/何%(数値要件のみ)
- 増収目安: 月◯円・年◯円(概算・免責付き)
- 並び順: 🟡(あと少し)を上位に。経営者が「今月何をすべきか」を3秒で掴める。
- 複数事業所を持つ法人: 事業所切替タブ+法人横断サマリー(Phase 2)。
4-2. 詳細パネル(加算カードをクリック)
- この加算とは(2行の平易な説明)
- 自社の現状(現在値→基準→ギャップ。①-Bは体制フォームの回答を根拠として表示)
- 取るための提案(例:「火・木の午後に看護職員1名の配置を追加できれば充足見込み」)
- 必要書類・届出(数値クリア後にのみ表示 — 要件カタログ化しない)
- 免責(固定文言 §7)
- 維持(算定中のみ・v1.2.1追加=維持進捗管理): 算定中の加算には展開時のみ「維持(算定を続けるための要件モニタ)」を表示する。(a) 維持要件チェックリスト=マスタ要件から機械抽出できる範囲を列挙し、組めない項目は「告示原文参照」と正直表示 (b) 職員データ等が投入済みなら維持要件の現在値→維持基準→余裕(例「現在46.7%→維持基準40% ✅余裕+6.7pt」)を表示 (c) 未投入なら「維持モニタに使う入力」を維持目的と明示した逆引き1行のみ(入力は任意。算定中の表示自体にはエビデンス・入力を求めない=§4-6の現状把握ファースト原則を維持) (d) 処遇改善familyには計画書提出(前年度2月末目安・年度途中新規は算定月前々月末目安)・実績報告(7月末目安)の静的な期限注意書きを表示(期限は断定せず「保険者の案内で確認」を添える)。
4-3. UI原則(失敗パターンD8-2の再発防止)
- 「この画面は経営者のどの質問に答えるか」を各画面1行で定義してから作る。
- ホームが答える質問: 「うちの事業所、加算どうなってる?次に何をすれば増える?」
- 「不足」の語は「事業所の書類不足」と「ツールへのデータ未投入(❔情報不足)」を厳密に区別する。
4-4. データ取込マトリクス(v1.1追加 — 事業所種別×入手できるデータ×埋まるカテゴリ)
課題認識(社長指摘 2026-07-08): 事業所の種類によって「確実に持っているデータ」が違うのに、入口が一種類想定だった。入口はこの表を正とする。営業時も「おたくはこのデータをください」がこの表の1行で言える。
| 事業所種別 | 確実に持つデータ | 入口(優先順) | 埋まるもの |
|---|---|---|---|
| サービス事業所(通所・訪問介護・訪看等) | 国保連伝送ファイル(介護給付費請求CSV・全国共通様式) | S6=第一入口(レイアウト非依存) | 取得状況+①-A(利用者構成) |
| 〃 | レセプトPDF | 補助入口(伝送ファイルを取り出せない事業所向け。精度は請求ソフトの帳票様式に依存) | 同上 |
| 〃 | 職員情報(名簿・シフト) | 体制フォーム/Excelコピペ(実装済) | ①-B |
| 〃 | ケアプラン連携CSV(受信側・連携システム加入時のみ存在) | あれば取込(未加入事業所には無い前提で設計) | ② |
| 居宅介護支援 | ケアプラン連携CSV(送信側=全利用者分を保有) | S7=居宅の第一入口 | ②の元栓+利用者単位ビュー |
| 〃 | 給付管理データ(給付管理票・居宅介護支援の明細=サービス事業所と別様式) | S7(様式対応) | ①-A(要介護3〜5割合等) |
| 〃 | 職員情報(ケアマネ・主任・会議研修) | 体制フォーム(実装済) | ①-B(特定事業所加算系) |
4-5. 居宅モード(v1.1追加 — 利用者単位ビュー)
居宅介護支援事業所には役割(帽子)が2つあり、画面も2つに分ける。
- 自事業所ビュー: サービス事業所と同じ①②③一覧(特定事業所加算・入院時/通院時情報連携・ターミナルケアマネジメント等)。体制フォーム+給付管理データで判定。
- 担当利用者ビュー(本丸): 個別系加算(個別機能訓練・口腔・栄養・入浴Ⅱ等)は「ケアマネが第2表に位置づけ→サービス担当者会議→事業所が算定」の順でしか始まらない=入口はケアマネ。利用者を開くと、2表の目標・利用票のサービス構成・算定実績から「検討に値する加算・サービスの気づき」を提示し、2表文言の下書きまで出す。
- 事業側の意味: ケアマネは全サービスの結節点。居宅1本から担当利用者の通所・訪問・福祉用具へ紹介導線が伸びる(land & expand)。ケアプランCSVの送信側=データの元栓を握る、ケアマネ会社である当社にしか作れない機能。
公正中立の一線(絶対): 担当利用者ビューの提案は「事業所収益のためにプランを変えろ」に見えてはならない(居宅介護支援の公正中立原則・特定事業所集中減算の趣旨)。提示は常に「この利用者の状態像・目標から検討に値するサービス」の気づき支援であり、採否はアセスメントと本人の意向で決まる旨を画面文言に固定する(§7-6)。
4-6. 上位区分ナビ(v1.2追加 — 現状把握ファースト)
社長フィードバック(2026-07-08 実UI操作): 「体制加算の○○とってる・処遇改善の○○とってるという現状把握は給付明細だけでできるはず。すべてが情報不足ではない。現状とっているのは明細から分かる。その上位を取るには(そこで初めて)情報が必要。」
- 同名加算の区分群(family: 処遇改善Ⅰ-Ⅳ・サ提体制Ⅰ-Ⅲ・入浴Ⅰ/Ⅱ等)は一覧でfamily 1行にまとめ、 (a) 検出コード(PDF/伝送 evidence)から現在算定中の区分を確定表示(例「処遇改善加算: 現在Ⅱを算定中(明細から検出)」) (b) クリック展開で上位区分と差分要件(マスタから機械抽出できる範囲+tier_relation)を表示 (c) ❔情報不足は上位判定の差分に必要な入力だけに付ける。算定中区分がある family を全面❔にしない。現区分より下位には情報を求めない。
- 区分の上下は機械判定できる根拠のみで表示: 同一単位種別の単位数降順(unit_value)→ 全区分が単位未登録の場合のみ区分表記順(numeral・処遇改善のみ該当・慣行表示と明記)→ 判定不能は unordered=上位/下位を断定しない(個別機能訓練=Ⅱが上乗せ等)。
- 実装: 表示層+読取専用API(
GET /v1/kasan-info・scripts/kasan_info.py)のみ。判定エンジン本体は不変。 - ②個別の上位情報は参考トーン(v1.2.1): ②個別カテゴリの family 上位区分・未取得情報には参考情報の枠を付ける — 「②個別の加算はケアプランへの位置づけが前提。取得の検討は利用者・ケアマネジャーとの相談(プラン見直しのプロセス)が必要 → 居宅モード(担当利用者ビュー)が支援」。あわせてホーム上部に「まずは①全体(事業所単位で決まる加算)から確認するのがおすすめ」と①優先を1行で明示する。
4-7. ②個別の「対象n人中m人」と匿名リスト(v1.2追加 — 入口による差の正直表示)
- 伝送ファイル(S6)は利用者単位の明細を持つ → 個別加算ごとに「対象n人中m人が算定」を一覧に表示し、クリック(詳細パネル)で**算定者/未算定者リスト(匿名ID・U-001形式・被保番昇順の決定的採番・番号自体は非出力)**を展開する。
- 入口による差は正直に表示: PDF入口は人別内訳を持たない →「総数のみ(伝送ファイルなら人別まで出ます)」と明示。未算定リストには「明細に検出なし=未算定の断定ではありません」を常記。
- UP2KYO(第2表)を
/v1/import-billingに任意添付すると、未算定者に「2表に栄養/リハ等の記載あり→検討候補」マークが付く(S7kyotaku_user_viewのキーワード表 v1・4テーマを再利用・§7-6 公正中立固定文言を同梱・後方互換)。 - 実装:
scripts/import_billing_csv.pyの evidence にper_user_kasanを追加(既存キー不変)。
4-8. 月次コントロール画面(v1.3追加 — S18 ホーム再構成・Codex外部レビュー採用分)
ホーム(§4-1)を「経営者が月次で回す管理画面」に再構成する。表示層のみの変更であり、判定エンジン・APIレスポンスキーは不変。
- 上部ステータスバー: [対象月(伝送CSVの提供年月から決定論導出・PDF入口は「—」と正直表示)|データ品質(抽出信頼度+警告件数)|制度版(公式単位数表 R8.6.1・機械突合済み)|最終レビュー日(作業状態「確認済み」の最新日)]。直下に「本画面の判定・金額はAIによる試算・候補(非確定)」の固定注記。
- 4レーン: 守る(算定中の維持リスク・最上段)/拾う(算定漏れ候補 — S17実装まで「準備中」と正直表示・判定は行わない)/増やす(🟡あと少し+family上位候補)/整える(数値基準到達済みの書類・届出)。
- 今月やることTop3: 各項目に「理由|不足材料|次の操作」。選定は決定論(維持リスク → ギャップ小 → 書類 の順)。
- 状態の二軸化: 証跡状態(明細検出・数値判定=サーバ判定)×作業状態(未着手/確認中/責任者レビュー待ち/確認済み+担当・期限メモ)。作業状態はブラウザの localStorage にのみ保存しサーバへは送信しない(テナント永続はマルチテナント設計 R-2 と同時)。
- 金額の安全表示: 「発見候補額(試算)」(AI試算合計)と「確認済み見込み額」(作業状態=確認済みの候補のみ集計)を別カード・別注記で表示し混在させない。データ品質が要確認(信頼度が high 以外、または警告5件以上)のときは金額を**薄色+(参考値)**表記にして強調しない。金額は単位数で表示(円換算は地域単価・規模依存のため断定しない)。
- UI断定語の排除: 表示文言の「取得可能」「クリア」を「材料が揃っています(要責任者確認)」「基準到達(データ上)」等の非断定表現に統一(エンジン内部キー・APIレスポンスキーは不変)。
- esc() 全経路監査: innerHTML 組立の全テンプレート補間を機械監査(esc()/pct()/監査済み式のみ許可)し、HTMLインジェクション文字列(
<script>等)を含む合成 fixture で無害化を機械検証する(tests/test_s18_monthly_control.py)。
受入基準(S18・7項目):
| # | 受入基準 |
|---|---|
| 1 | 初見30秒で「AIの判定・金額は非確定(要責任者確認)」と分かる(上部固定注記+試算表記) |
| 2 | 最大の維持リスクとその担当が5秒で分かる(守るレーン最上段+作業チップの担当表示) |
| 3 | 不足材料の依頼(誰に何を頼むか)が2分で組める(Top3の不足材料+担当・期限メモ) |
| 4 | 色を使わなくても状態が判別できる(全バッジ・レーンに記号+文言) |
| 5 | 全候補に理由・根拠・不足・担当・期限を表示できる(Top3/レーン項目+詳細パネル+作業状態) |
| 6 | 発見候補額(試算)と確認済み見込み額が混在しない(別カード・別注記・別集計) |
| 7 | データ品質が低いときに金額を強調しない(薄色+(参考値)表記) |
5. 体制情報収集フォーム(①-B の要・今回の重点開発)
社長要件: 情報収集がしやすい/まとめやすい/データ収集に時間がかからない。
5-1. 設計原則
- 初回5分: Step構成で最初の判定が出るまで5分以内。
- 選択式中心: 自由記述を排し、プルダウン・チェック・数値のみ。
- 職員一覧はコピペ取込: Excel/シフト表から「職種・資格・週労働時間・勤続年数」を列コピペ→自動パース(氏名は任意。無記名でA・B・C…で運用可=PII非保持を既定に)。
- 計算はさせない: 常勤換算・介護福祉士割合・勤続7年/10年割合は自動計算。事業所は事実だけ入れる。
- 途中保存+進捗%: 全部一度に集めない。「未入力のため判定できない加算」の逆引きで、足りない情報から順に聞く。
- 紙運用の事業所向け: 同項目の印刷用シート(PDF)を用意し、事務員が後からフォーム転記できる。
- 再収集は差分だけ: 月次更新は「先月から変わった点はありますか?(変更なし/職員の入退職/配置変更)」の3択から入る。
5-2. フォーム構成(Step式)
| Step | 内容 | 所要 | 判定に効くカテゴリ |
|---|---|---|---|
| 1 | 事業所基本: サービス種別・定員/規模・営業日・営業時間・地域区分 | 1分 | 全体 |
| 2 | 職員一覧: 職種/資格(複数)/常勤・非常勤/週労働時間/勤続年数(コピペ or 行追加。氏名任意) | 2-3分 | ①-B の大半 |
| 3 | 体制チェック: 会議・研修・委員会・マニュアル・LIFE提出・処遇改善の賃金体系整備等(はい/いいえ/準備中) | 1-2分 | ①-B・③ |
| 4 | (任意・後日)曜日×時間帯の配置: 体制加算の時間要件があるものだけ、該当曜日をチェック | 後日可 | ①-B精密化 |
- 出力:
tenant_data/<tenant>/staff_input.json(スキーマ固定・PIIオプトアウト既定)→ 判定エンジンの facts に変換。 - フォームは Web UI(既存
server/static/)内に実装。RESTPOST /v1/staff-inputで保存。
5-3. まとめやすさ(管理者側)
- 自動集計ビュー: 常勤換算合計・資格割合・勤続割合を即表示(自分の電卓不要)。
- 「入力率◯%・この入力であと◯個の加算が判定可能になります」を常時表示(回収を促す仕掛け)。
6. 判定・提案の出力仕様
- 数値要件は必ず「現在値→基準値→ギャップ(あと何人/何%)」で示す(要件の羅列は禁止)。
- 増収目安は「単位数×地域単価×規模の概算。月額・年額」を併記し、(概算)と明示。
- 提案文は「次の一手」を1-3個、実行可能な行動(配置・研修・届出)で書く。
- ❔情報不足の加算は「何を入力すれば判定できるか」を1行で示す。
- 出力の各所に §7 の免責を貫通させる。
7. 品質・安全・免責(提案レベルの明文化)
- 反捏造ゲート: 全加算コード・単位数は公式単位数表(R8.6.1・24,750コード)と機械突合。公式表に無いコードは出力前にブロック(実績: 誤コード5件・架空加算3件を機械検出済み)。
- 安全弁: source_required/draft は clear(取得可能)を出さない。判定は「自動算定」せず提案に留める。
- PII非保持: 職員名は任意入力(既定は無記名運用)。利用者は集計値のみ出力。被保番・電話・メールの自己スキャン→検出時は出力停止。rawデータは処理後に残さない。
- 固定免責文言(全出力・契約・画面フッターに使用):
本サービスの判定・提案は、加算取得の検討を支援する参考情報であり、算定可否を保証するものではありません。実際の算定・届出は、告示・解釈通知等の原文と保険者への確認に基づきご判断ください。
- 法令追従: 報酬改定・期中改定(直近: R8.6 処遇改善 新区分Ⅰロ/Ⅱロ)を §9 L1 ループで追従。
- 公正中立(居宅モード固定文言・v1.1追加):
本画面の気づきは、利用者の状態像・目標に照らして検討する価値があるサービス・加算の参考情報です。ケアプランへの位置づけは、アセスメントとご本人・ご家族の意向に基づきご判断ください。特定の事業所・サービスの利用を誘導するものではありません。
8. 外販要件(ビジネス面)
| 項目 | 現状/方針 |
|---|---|
| 価格 | 現行公開価格: クラウド月額4,800円/事業所・セルフ導入0円・導入支援等は任意メニュー。買い切り(10-30万円)+継続オプション(月5,000円)ハイブリッド案は検討中 → 価格改定は社長決裁(SALES_READINESS_GATE G-16) |
| 販売実績 | 3社(2026-06時点・社長情報) |
| テナント | マルチテナント認可の本実装(R-2までに)。事業所間データ分離 |
| サポート | セルフ導入を既定に、導入支援・CSV連携・研修・伴走は有償オプション |
| 導線 | 無料お試し診断(land)→ 月額 → オプション(land-and-expand) |
| 外販ゲート | docs/SALES_READINESS_GATE.md が正本(R-1社内並走→R-2限定デモ→R-3外販) |
9. 更新ループ(常時アップデートの仕組み — 本仕様書自体を含む)
運用基盤: scripts/loop_runner.py + loop/task_ledger.json(状態機械・DoDゲート・回路遮断器は稼働済)。
| ループ | 周期 | 内容 | ゲート |
|---|---|---|---|
| L1 制度改定 | 改定告示の都度+月次巡回 | 公式単位数表の更新検知→マスタ突合→差分是正→リリース | official_codes / masters_unchanged / pytest |
| L2 仕様書同期 | 実装イテレーション毎 | 本仕様書と実装の乖離チェック→どちらかを更新(S-4タスク) | 乖離チェックリスト |
| L3 競合・Webウォッチ | 月次 | 競合機能・価格・改定情報のWeb調査→§10へ追記→必要なら機能タスク起票 | 調査ログ |
| L4 顧客の声 | 随時 | 販売先3社+自社7事業所のフィードバック→タスク化→次イテレーション | 台帳起票 |
| L5 品質回帰 | 毎イテレーション | pytest全緑・PIIスキャン・expansion_safety | 全DoDゲート |
- 台帳に S-series(外販仕様タスク)を追加し、既存 T-series(マスタ拡充)と並走させる。
- 実行者: 第一秘書(Claude Code)が自走。金・契約・対外公開・価格変更は判断キューへ(ループ内で実行しない)。
10. 市場・競合メモ(2026-07-06 Web調査・L3の初回分)
- 既存介護ソフト大手(カイポケ/ほのぼの/ワイズマン/トリケアトプス等): 記録・請求+処遇改善加算の計算・様式作成までは対応が進むが、未取得加算の発見→取るための体制提案を経営ダッシュボードとして出す層は未確認=空白継続。
- Rehab Cloud(リハプラン): 通所の機能訓練系加算(個別機能訓練・ADL維持等・口腔・入浴等)に特化した算定支援。サービス横断・全加算・経営視点の提案は範囲外 → 本製品と補完関係。
- 制度動向: 令和8年度は期中改定(2026-06施行)で処遇改善加算に上乗せ区分(Ⅰロ・Ⅱロ)新設。改定追従の速さそのものが購買理由になる。
- 含意: 「加算特化・提案レベル・既存ソフト置き換え不要」の現ポジションを維持。①全体カテゴリ優先は競合との差別化とも整合。
11. 開発ロードマップ(外販完成まで)
| 段 | 内容 | 状態 |
|---|---|---|
| M1 | カテゴリv2(①②③表示)+事業所ホーム一覧の一目瞭然化 | 今回実装(S-1/S-3) |
| M2 | 体制情報収集フォーム v1(Step1-3+自動集計+判定接続) | 今回実装(S-2) |
| M3 | 全サービスマスタの reviewer 検証昇格(draft→checked)・残り公式突合 | T-series 継続+J-20/21(社長GO) |
| M4 | ケアプラン第2表接続の実データ化(②個別の本格化) | J-22/23(社長GO)後 |
| M5 | マルチテナント認可・R-2 限定デモ | SALES_READINESS_GATE |
| M6 | R-3 外販GO(価格最終決定・契約・窓口) | 社長+渡辺執行役員決裁 |
12. 木村CIOへの引き継ぎ(続きをお願いする範囲・案)
- 本仕様書のレビュー(特に §4 画面・§5 フォームの現場適合性)
- M5 マルチテナント認可・インフラ(本番ホスティング・監視・バックアップ)
- 公式サイトの製品ページと本仕様の整合(対応サービス表記・免責文言の統一)
- 販売先3社への体制フォーム試用依頼とフィードバック回収(L4ループの起点)
- 価格改定(買い切りハイブリッド案)の検討材料整理 → 社長決裁へ
付録A: 用語
- ①全体/②個別/③その他: 本製品の表示カテゴリ(§3)。マスタ内部の billing_scope/category とはマッピングで対応。
- 提案レベル: 算定可否の断定をせず「取得検討に値する候補と次の一手」を示す責任範囲。
- judge-only: draft サービスで clear を出さず要確認リストのみ生成する安全運転モード。
11-2. 機能タスク S系ロードマップ(v1.1追加・社長YES 2026-07-08)
| # | 機能 | 一言 | 収益との対応 |
|---|---|---|---|
| S6 | 国保連伝送ファイル取込 | 全事業所が毎月必ず持つ全国共通データを第一入口に。PDFは補助へ格下げ(レイアウト依存の構造的解消)。レイアウトの正典=自社請求ソフト careplan-csv-converter の公式仕様資産(data/official/kokuho)=生成側を自社で実装済みなのでパーサを推測ゼロで作れる | 買い切りの土台(導入初日に価値) |
| S7 | 居宅モード | §4-5。自事業所ビュー+担当利用者ビュー(2表位置づけの気づき・公正中立固定文言) | 差別化・紹介導線(land & expand) |
| S8 | 届出書類の自動生成 | 「取れる」→「体制届を自動作成」まで。最後の事務を消す | 買い切りの魅力UP |
| S9 | 月次モニタリング・予兆アラート | 「あと1人退職で基準割れ」を崩れる前に通知。返還リスク予防 | サブスク(月5,000円)の中身 |
| S10 | 法人横断ダッシュボード | 複数事業所法人の伸びしろを1枚で | 複数事業所プラン |
順番の物語: S6(入口統一)→ S7(ケアマネ結節点)→ S8(最後までやる製品)→ S9-S10(毎月使う理由=サブスク正当化)。
付録B: 本仕様書の変更履歴
- v1.3(2026-07-12): UI統合スプリント(S18・Codex外部レビュー 2026-07-11 採用分)。§4-8 月次コントロール画面を追加 — ①ホーム再構成(上部ステータスバー[対象月|データ品質|制度版 R8.6.1|最終レビュー日]+4レーン[守る/拾う(S17まで準備中と正直表示)/増やす/整える]+今月やることTop3〔理由|不足材料|次の操作・決定論選定〕)②状態の二軸化(証跡状態×作業状態・localStorage のみ・サーバへ送信しない)③金額の安全表示(発見候補額(試算)と確認済み見込み額を別カード・品質要確認時は薄色+参考値)④UI断定語の排除(取得可能/クリア→材料が揃っています(要責任者確認)等・内部キー不変)⑤esc()全経路監査+HTMLインジェクション合成fixtureの機械検証、および受入基準7項目を明文化。判定エンジン・APIレスポンスキーは不変。
- v1.2.1(2026-07-09): 社長明細レビュー反映(S16)。①維持進捗管理: §4-2に⑥維持を追加 — 算定中加算の展開パネルに維持要件チェックリスト(機械抽出できる範囲・組めない項目は原文参照)・現在値→維持基準→余裕の表示・維持目的を明示した任意入力の逆引き・処遇改善の計画書/実績報告の静的期限注意(保険者確認を添える)。算定中の表示自体にエビデンス・入力を求めない原則は不変。②②個別の参考トーン: §4-6に②個別上位情報の参考情報枠(ケアプラン位置づけ前提・利用者/ケアマネ相談・居宅モード導線)と①優先のホーム明示を追加。③**§3例示訂正**: ①-B例示から入浴Ⅰを削除(入浴Ⅰは②個別が正。実装・category_mapは従来から正しく文書のみの誤り)・LIFE系の帰属注記(科学的介護推進体制加算=①-B/個別機能訓練Ⅱ等のLIFE個別上乗せ=②)を追加。
- v1.2(2026-07-08): 社長の実UI操作フィードバック「現状把握ファースト」を反映。§4-6 上位区分ナビ(family内の現在区分を明細から確定表示・❔は上位差分の入力だけ・S13)・§4-7 個別加算の「対象n人中m人」+匿名リスト+UP2KYO任意添付の2表根拠マーク(入口による差の正直表示・S12)を追加。加算詳細パネル(§4-2)を実装(S11)。
- v1.1(2026-07-08): 社長の課題指摘「サービス事業所と居宅でデータ取込に課題」を受けて改訂。§4-4 取込マトリクス(入口の正)・§4-5 居宅モード(帽子2つ・利用者単位ビュー)・§7-6 公正中立固定文言・§11-2 S6-S10ロードマップを追加。
- v1.0(2026-07-06): 初版。社長指示(カテゴリ①②③・①優先・提案レベル・体制フォーム・シンプル一目瞭然・木村CIO引き継ぎ)とWeb調査(公開価格月4,800円・競合空白継続・R8期中改定)を統合。